桜って、ピンクじゃないの?
「今年の桜、ピンクが濃くてきれいだったね」
そんな言葉を聞くたびに、私は「そうだね」と返してきました。
でも、心のどこかで、その“ピンクのきれいさ”がよくわからない自分がいました。
白っぽくて、くすんで見えた桜
子どもの頃、桜の花は「白っぽくて、あまり色のない花」に見えていました。
クラスメイトが「ピンクできれい!」とはしゃいでいる中、私は心の中で「……そうなのかな?」と戸惑っていました。
美術の時間に「桜を描きましょう」と言われて、
自分の中の桜のイメージと、先生の言う“ピンクの桜”が一致しなかったのを覚えています。
色覚異常と気づいていなかった頃の花見
私は長い間、自分の見え方が人と違うことに気づいていませんでした。
桜並木の下で「春だねぇ」と言いながら、
どこか“きれいだと思うふり”をしている自分がいたように思います。
それはさびしい、でも正直な感覚でした。
それでも春は、やっぱり好きだった
桜のピンクがわからなくても、
あたたかい風や、草のにおいや、にぎやかな声には春を感じていました。
見え方は違っても、「春だ」と感じる心はちゃんとあった。
それに気づいたとき、自分の“春の感じ方”を信じていいんだと思えました。
Color:Reから、あなたへ
色の感じ方は人それぞれ。
桜のピンクがわからなくても、春を楽しんじゃいけない理由なんてどこにもありません。
“見えないこと”より、“感じてること”の方がずっと大切。
この春、あなたの見え方で大丈夫だよって、伝えたい。
#桜の色がわからない #花見と色覚異常 #春の見え方 #ColorRe
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